EVENT・SEMINAR

MaaSは自社が
成長するチャンス

MaaSを実現は、単独の企業や自治体ではとうてい無理。
企業や自治体が集まり、協力し合って初めて効果を発揮します。
MONETコンソーシアムの大きな役割の1つは、皆さんがつながる場を提供すること。
「MONET 3UP プログラム」というユニークなコンセプトで企業や自治体の成長をサポートします。

 

2021.09.09 MeetUp

【Corporate Pitch #13】「車の中で快適にWeb会議ができる『移動会議室』〜移動時間をもっと自由に、働く場所をシームレスに変えて仕事を効率化」

大日本印刷株式会社

MONET Meet UP Corporate Pitch #13

毎回ご好評いただいておりますMONET Meet UP Corporate Pitch。
第13回となる今回は、“移動時間を有意義に活かす”をコンセプトに「移動会議室」の実証実験を実施された大日本印刷株式会社にご登壇いただきました。

「車の中で快適にWeb会議ができる『移動会議室』〜移動時間をもっと自由に、働く場所をシームレスに変えて仕事を効率化〜」

大日本印刷株式会社
モビリティ事業部事業企画室室長 椎名隆之 氏

車の中で快適にWeb会議ができる『移動会議室』〜移動時間をもっと自由に、働く場所をシームレスに変えて仕事を効率化〜

大日本印刷(以下、DNP)は明治維新後まもない1876年(明治9年)に東京銀座の地に誕生し、「活版印刷を通じて人々の知識や文化の向上に貢献したい」という思いのもと、印刷業を中心とした事業で業界トップへと成長してきました。現在は戦後復興期の「第二の創業」に続く「第三の創業」の実現を目指し、様々なパートナーとの対話・協働を通して、人々や社会に将来にわたる価値を提供することに力を入れています。企業としては「ものづくり」と「情報コミュニケーション」という大きく2つの側面を持っていることを特徴としています。

 

DNPでは現在、4つの成長領域を掲げており、その一つに”住まいとモビリティ”があります。それぞれ成長する領域の中で自ら事業を作っていきたいという思いから、マーケット特化型の取り組みをしてきたのがモビリティ分野での事業開始のきっかけとなり、2017年にモビリティ事業部が新設されました。

会社概要

「当初はものづくりの側面から、これまで積み重ねてきた内装用の機能性フィルムや印刷塗装技術などをベースにした、クルマのパーツビジネスの展開からスタートしました。さらに情報コミュニケーションの側面から、MaaSやCASEといったモビリティサービスの開発と事業化を進めていきたいという思いから、様々なモビリティに関わるICTサービス事業に国内外で取り組み続けています。」(椎名氏)

DNPのMaaS分野での取組にあたり

モビリティ分野でのサービスにあたっては、社会課題の解決を根底としています。また、自社のリソースとあわせてパートナーと協業しながら、何がお客さまにとって価値あるものなのかを考え、提供する事業開発を進めています。

 

いくつかある社会課題のうち、以前から移動時間をより快適で有意義に過ごすことができるモビリティサービスを検討し、協議された中から登場したのが「移動会議室サービス」でした。

 

「コロナ禍の影響で働き方が大きく変化しましたが、再び対面での仕事が増えつつあり、移動しながらオンラインに参加するのも当たり前になってきました。従来になかったプライベート空間を求める新たなニーズが見えはじめ、そこで、忙しいビジネスパーソンの移動時間を有意義にする移動会議室があれば、事業化の可能性も高いのではないかという仮説を立てました。」(椎名氏)

移動会議室とは

快適で有意義な移動サービスに向けて5社が連携

移動会議室はDNPと日産自動車、ゼンリン、ソフトバンク、クワハラの5社が連携して企画を進め、それぞれが得意とする分野が活かされています。

実証実験 参画企業

様々なシチュエーションに対応し、課題を解決するサービスとして「大画面モニター&上質な車内空間」「プライベート空間」「快適な通信環境」「ドライバーとの円滑なコミュニケーション」の4つを特長としています。

サービスの特長

車両は日産のエルグラント VIPをベースに、広くて長時間の乗車でも快適なシートを2席配置し、32インチの大画面モニターに、高機能なマイク・スピーカーとカメラを設置しています。通信環境はソフトバンクの4G/5Gを利用し、走行地点の確認にゼンリンのMaps APIを採用。実際のサービス運行はハイヤー会社のクワハラが担当しています。

大画面モニター&上質な車内空間

車両は、秘匿配慮に対するニーズが高かったことから、ドライバーとの座席の間には隔壁を設け、サイド・リアカーテンも設置されています。一方で、ドライバーとは直接話しにくく、会議中に目的地へ到着してしまった場合など要望を伝える必要があることから、車内に用意されたタブレットからワンタップでドライバーと円滑にコミュニケーションできるソフトをDNPが開発しました。

ドライバーとの円滑なコミュニケーション

移動会議室は一般的なタクシーサービスと同じく、スマホを使ってサービスを利用しますが、どのようなシチュエーションかの説明がイメージビデオで紹介されました。
(動画リンク https://youtu.be/dg3-wFAOYxE?

 

実際の会議と模擬会議の両方を体験できる実証実験を実施

実証実験は6月28日から9月24日にかけて、都内と神奈川県の一部のエリアで実施されました。実際に会議として利用するのはもちろん、事務局と模擬会議でサービスを体感することもでき、いずれも料金は無料で行われました。 

実証実験概要

「移動会議室はモビリティとしてだけでなく、会社のファシリティとしての提供など、いろいろな可能性があると感じています。実証実験でどのような価値を感じてもらえたのか、料金はいくらくらいが適切かなど、具体的な声を聴かせていただき、終了後にしっかりとサービス設計を検討していきたいと考えています。コンソーシアム企業のみなさんと一緒にできることがあれば取り組んでいきたいですし、サービスへの質問やご要望、協業のご相談などもお待ちしております。」(椎名氏)

 

 

 

 

今回のMONET Meet UP Corporate Pitchはいかがでしたでしょうか? 新型コロナの影響が続き、オンラインでの開催となりましたが、200名以上の方々にご参加応募いただきました。参加者のみなさまからは、チャット欄で追いかけきれないほどたくさんのご質問をいただき、登壇された椎名氏には時間ぎりぎりまでご回答いただきました。

 

また、今回は参加者特典として、アンケートにご回答いただいた方々に試乗のご案内と関連資料を提供させていただきました。移動会議室サービスに対する多くの質問や感想をお寄せいただき、ありがとうございました。

移動会議室実証実験

MONET MeetUPではこれからもパワーアップしたプログラムを開催して参りますので、引き続きのご参加をお待ちしております。