EVENT・SEMINAR

2020.09.17 MeetUp

【Corporate Pitch #6】

Keynote Speech1:
SOMPOのMaaS取り組み紹介とMaaS時代の保険のあり方について
損害保険ジャパン株式会社

Keynote Speech2:
デジタル化社会におけるオンライン本人確認の重要性
サイバートラスト株式会社

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第6回目を迎えた「Corporate Pitch」は、MaaS事業サービスの中でも重要な「保険」と「個人認証」をテーマに取り上げています。前半は損害保険ジャパン株式会社様より、MaaS時代に向けた新しい保険・サービスの開発や取り組みについてご紹介いただきました。後半はMONETマーケットプレイスのAPIサービスで「iTrust 本人確認サービス」を提供いただいているサイバートラスト株式会社様より、オンラインでの本人確認の重要性についてお話いただきました。

Keynote Speech1:

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SOMPOのMaaS取り組み紹介とMaaS時代の保険のあり方について

損害保険ジャパン株式会社 リテール商品業務部 安藤 聡昭 氏
 

損害保険業界ではトップ地位にある損害保険ジャパンは、安心・安全・健康に資する最高品質のサービス提供を目指し、SOMPOグループ全体では、国内外の損害保険や生命保険など様々な保険事業を軸に展開しています。全国に約5万店の保険販売代理店があり、2千万人の顧客基盤と併せたネットワークの強みを活かした事業を進めています。


急速に変化する社会情勢にあわせ、万が一の時に役立つSOMPOから、お客さまの人生に笑顔をもたらすSOMPOへ変革を遂げることを目指し、お客さまと日々タッチポイントを持ちながら提供できる、様々な商品やサービスの提供にもチャレンジしています。

自動運転社会の実現に向けた実証実験でも実績

グループ全体のビジョンとして「安心・安全・健康のテーマパーク」を目指し、グローバル化とテーマパーク化を進める中で、モビリティ・デジタル領域においても様々な取り組みをしています。
 

具体的には、2018年にサイバーセキュリティー事業立ち上げたり、LINEと提携して1分で入れるLINE保険の提供といった、今までの価値観を変えるような事業を展開しています。さらにDeNAと合弁会社を設立してカーシェアリングとカーリース事業へ参入、また、akippaと事業提携による駐車場シェアリングにも参画するほか、米国のPalantirと日本国内に会社を設立してビックデータ事業領域にも力を入れています。

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MaaSに向けた関連事業は将来に向けた成長分野と位置付けられています。取り組みの第1弾として、ティアフォーとアイサンテクノロジーとともに、安心・安全な自動運転サービス実証を支える「Level IV Discovery」を立ち上げ、すでに全国で40以上の実証実験を行っています。DeNAとの合弁会社も成長分野の一つで、それぞれの事業領域に対し、事業化した上で参入を進めています。

既存の保険の枠に囚われない新領域への取り組み

MaaS時代の保険についても具体的な動きを進めています。「これまでは各モビリティや移動手段に応じて保険を用意していたのに対し、MaaS時代ではシームレスな一つの移動サービスとして保険を提供する必要があると考えています」と安藤氏は説明します。検討するポイントとして「シームレスな補償」「パーソナライズド」「予定のコミットメント」の3つを仮説に検証を進めています。

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「例えば、予定のコミットメントに関する実証実験として、鉄道が遅延した場合に自動で保証できる仕組みをブロックチェーンのスマートコントラクト機能を活用して実現するといった、移動における新たな体験価値の創造にチャレンジしています。」(安藤氏)
 

他にも自家用有償旅客運送や福祉輸送でボランティアのドライバーが自身の自動車保険ではなく、運営事業者が加入する保険を提供できるなど、ユーザーのニーズに応じた様々な保険・サービスの開発を行い、すでに社会実装されて地域の移動を支えているものもあります。また、発表の中ではサービス開発にどのようなデータを活用しているかや、現在進行中の新しいサービスについても紹介いただきました。
 

「今回お話したサービスはSOMPOが進める新しい取り組みの一例で、介護やヘルスケアといった直接ではないけれどMaaSと関わる領域にも携わっています。MONETコンソーシアムの皆さんと連携できる部分もあると思いますので、是非気軽に声をかけていただき、企業間共創を進めていければと考えています。」(安藤氏)
 

損害保険ジャパン株式会社
https://www.sompo-japan.co.jp/

Keynote Speech2:

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デジタル化社会におけるオンライン本人確認の重要性

サイバートラスト株式会社 認証・セキュリティ事業部 PKI技術本部 プロダクトマネジメント部 金子 大輔 氏
 

サイバートラストは認証サービスやセキュリティソリューション事業を中心に、様々な製品開発やサポート及びコンサルティング事業を展開しています。公的個人認証におけるプラットフォーム事業者であり、総務大臣認定を取得し、iTrust 本人確認サービスとして、マイナンバーカードを用いた本人確認サービス、IC免許証などのICチップに格納されたデータの真正性確認による真贋判定サービスを提供しています。
 

対面や書類の郵送といったオフラインでの本人確認はコストや時間がかかり、申し込みからすぐにサービスを利用したいというニーズにあわなくなってきています。デジタル技術で書類の偽造も精巧になって目視で判断するのは難しく、一方のオンラインも不正やなりすましなどの問題があり、大きな事件にもなっています。コロナ禍でオンラインのやりとりが増える中で、正しく本人確認することがますます重要になっています。

本人確認のデジタル完結を支援する信頼性の高いサービスをクラウドで提供

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サイバートラストが提供する「iTrust 本人確認サービス」は、マイナンバーカードを利用した公的個人認証やICカードの情報を利用した、本人確認のデジタル完結を支援するクラウドサービスです。総務大臣認定を取得しており、犯収法*に対応しています。公的個人認証による本人確認を行うと、本人確認後に氏名、住所変更や生存確認という現況確認が可能です。また、マイナンバーカード、運転免許証、在留カード等のICチップ読み取りに対応し、署名検証による安心安全なデータ取得を実現します。
「オンラインでの本人確認に必要な各種業務をデジタル化し、確実な本人確認と同時に業務効率の向上とコスト削減が実現できます。ICチップに格納されたデータの真正性確認もiTrust 本人確認サービスで提供するため、事業者様側でのカード偽造チェックの負担を軽減します。」(金子氏)

*犯収法=犯罪収益移転防止法は、犯罪による収益の移転防止に関する法律。

ニーズにあわせて必要な情報をオンラインで確認可能

iTrust 本人確認サービスを利用するシーンとしては、銀行口座の開設や振り込み確認、保険や売買契約などいろいろあります。また最近では個人情報の取り扱いに対し、管理者は自分自身であり必要な場合に必要な情報だけを提供するという流れもありますが、そうしたニーズにも対応できるサービスになっていると金子氏は説明します。

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さらに大きな特徴として、MONETマーケットプレイスでも提供されているAPIでの提供があります。「iTrust 本人確認サービスが提供するAPIでは、お客様が開発するアプリケーションにオンライン本人確認の機能をパーツとして組み込むことができます。サイバートラストからはアプリケーションを提供しておらず、APIという形で提供することで、お客様のサービスにおいて、iTrust 本人確認サービス単独での組み込みの他、他の様々なAPIとも柔軟に組み合わせた利用を実現します。」(金子氏)
 

MaaSでの利用イメージとしては、自治体や移動・交通事業者がサービス提供を行う場合、公的個人認証による確実な本人確認の結果を元に、他のAPIで提供されるデータ等と組み合わせることで、より安心確実にサービスを利用していただけるようになるといったことが考えられます。
 

「サイバートラストでは他にも、iTrustシリーズとして、リモート署名や署名用証明書のご提供など、幅広いサービスを提供しています。法的にも安心して利用できるサービスであり、お客さまの業務改革を強力に支援します。」(金子氏)
 

カーシェアリングやレンタルが個人間でも行われるようになり、個人認証はサービスを実現する大きな課題になっています。発表後のアンケートでもiTrust 本人確認サービスを利用してみたいという声は多く、関心の高さが伺えました。
 

サイバートラスト株式会社/iTrust[トラストサービス]
https://www.cybertrust.co.jp/itrust/

今回のテーマである「保険」と「本人確認」はいずれも、信頼あるMaaSサービスを実現する上で欠かせないものであり、時代とニーズにあわせて進化を続けていることがわかります。普段の生活でも密接に関わるものだけに、これからも本コンソーシアムを通じて情報共有できる機会を提供していきたいと考えています。
 


第6回CorporatePitch、いかがでしたか?
今後もMeetUPは「Expert Pitch」「Corporate Pitch」「MONET Pitch」の三軸で展開予定です。
それぞれ他では得られない様々な情報と機会をお届けしてまいりますので、皆さま、是非奮ってご参加ください。